円木警枕(えんぼくけいちん)

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円木警枕
(えんぼくけいちん)

[意味]

一生懸命に勉学に励むこと。眠気に負けずに必死に勉学に取り組むこと。

北宋の司馬光の故事にちなんだ四字熟語である。司馬光は勉強の途中で眠り込むことがないように、円い(まるい)木の枕に鈴をつけ、眠たくてうっかり枕に頭を載せると鈴が鳴って眠らないようにしていたという。

『警枕(けいちん)』というのは、はっとして眠りを覚まさせる枕という意味である。

[出典]



[類義語]

蛍雪の功(けいせつのこう)、 蛍窓雪案(けいそうせつあん)、 苦学力行(くがくりっこう)、 車胤聚蛍(しゃいんしゅうけい)、 孫康映雪(そんこうえいせつ)

[用例]

医学部に合格するために、僕は『円木警枕』の覚悟で連日徹夜の勉強を続けていた。

『円木警枕』というべき懸命な勉学の時期を持たなければ、一流の学者としての素養は身につかないものである。

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参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)

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