円頭方足
(えんとうほうそく)
[意味]
丸い頭と四角い足で、人間のことを意味している。
古代の中国人は、人間の丸い頭は天を象り(かたどり)、四角い足は地に象るというように考えていた。
[出典]
『淮南子』 精神
[類義語]
円首方足(えんしゅほうそく)
[用例]
古代の春秋戦国時代を生きた中国人たちは、『円頭方足』という四字熟語によって人間の姿を象徴的に表現していた。
現代で『円頭方足』という言葉を聞いても何を意味するか分からないが、古代中国ではこの言葉に恐らく宗教的・直観的な意味も加えられていたのではないかと思う。
参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)
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