枉駕来臨（おうがらいりん）

枉駕来臨
（おうがらいりん）

［意味］

駕籠（かご，乗り物）で行く道筋を変えて、わざわざこちらへおいでいただいたという謙譲語としての意味を持っている。人の来訪に敬意・感謝を示していう言葉である。

『駕を枉げて、来臨す（がをまげて、らいりんす）』と訓読みする。

『駕』は駕籠、乗り物の意味である。『枉』は枉げて（まげて）、無理してという意味である。道筋を変えて進む車のことを『枉車（おうしゃ）』という。

［出典］



［類義語］



［用例］

多忙な絵画の先生から、『枉駕来臨』でわざわざ我が家にまで足を運んで頂いたことにはとても感動させられた。

『枉駕来臨』なんていう大げさな訪問ではなく、ただこの付近の会社に用事があったので、そのついでに懐かしくなって立ち寄らせて頂いただけなのです。

• 四字熟語・故事成語：１
• 四字熟語・故事成語：２（この四字熟語を含む）
• 燕頷投筆（えんがんとうひつ）
• 猿猴取月（えんこうしゅげつ）
• 円成実性（えんじょうじっしょう）
• 遠水近火（えんすいきんか）
• 塩鉄之利（えんてつのり）
• 円頂黒衣（えんちょうこくい）
• 偃武修文（えんぶしゅうぶん）
• 円頭方足（えんとうほうそく）
• 円頓止観（えんどんしかん）
• 円融三諦（えんにゅうさんだい）
• 延年転寿（えんねんてんじゅ）
• 閻浮檀金（えんぶだんごん）
• 厭聞飫聴（えんぶんよちょう）
• 円木警枕（えんぼくけいちん）
• 枉尺直尋（おうせきちょくじん）
• 枉駕来臨（おうがらいりん）

参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』（三省堂），『大修館 四字熟語辞典』（大修館），竹田晃『四字熟語・成句辞典』（講談社学術文庫）

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