応機接物
(おうきせつもつ)
[意味]
仏教用語で、相手に応じて正しい接し方をすること。
師匠が修業中の弟子に対して教える時に、弟子の個性・資質・適性に合わせて指導するということ。
『機に応じ、物に接す(きにおうじ、ものにせっす)』と訓読みすることができる。
[出典]
[類義語]
因機説法(いんきせっぽう)、 対機説法(たいきせっぽう)、 応病与薬(おうびょうよやく)、 病に因りて薬を下す(やまいによりてやまいをくだす)
[用例]
本当に授業や学習指導の上手な教師というのは、『応機接物』で生徒ひとりひとりの個性や能力に合わせた教え方ができる人である。
『応機接物』は私がこの業界で講師として働くようになってから座右の銘にしている四字熟語であり、その実践はかなり難しいものだと日々感じています。
参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)
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