応化利生
(おうげりしょう)
[意味]
仏教用語で、仏や菩薩(ぼさつ)が相手に応じて、様々な姿に変わって現れ、衆生に仏法を説いて悟りへと導くこと。
『応化(おうげ)』とは相手に応じてその姿・見かけを変化させることである。『利生(りしょう)』とは衆生に悟りの利益を与えようとすることである。
『応化利生(おうげりしょう)』は、『おうけりしょう』と読んでも良い。
[出典]
[類義語]
[用例]
仏様のありがたいところは、われわれ衆生を煩悩から救って下さるために、『応化利生』でその姿を変えてまで現れて教えてくれるところである。
『応化利生』という仏教の概念の内容を考えれば、動物でも植物でもそこに仏性を見出すことができるわけで、あらゆるものに感謝する気持ちを持ちやすくもなる。
参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)
トップページ> Encyclopedia>
日本の古典文学> 四字熟語・故事成語:1> 四字熟語・故事成語:2>現在位置
プライバシーポリシー