一敗地に塗れる
(いっぱいちにまみれる)
[意味]
二度と立ち上がれないほどに大敗してしまうこと。再起できないほどに徹底的に負けてしまうこと。
『地に塗れる』は『泥まみれになる』という意味である。再起できないほどの大失敗や大敗をした時に使うことわざである。
『史記 高祖本紀』の『今将を置くこと善からずんば、一敗、地に塗れん』が出典である。
[類義のことわざ]
一円を笑うものは一円に泣く(いちえんをわらうものはいちえんになく)
[英語のことわざ]
[用例]
強豪校を相手にして我が校は15対1のコールド負けを喫して、『一敗地に塗れる』屈辱を味わわされることになった。
大日本帝国にとって大東亜戦争と自称したアジア太平洋戦争は、正に『一敗地に塗れる』歴史の転換点となった。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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