枝を伐って根を枯らす(えだをきってねをからす)

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枝を伐って根を枯らす
(えだをきってねをからす)

[意味]

木を枯らすためには、まず切りやすい枝のほうから切っていって、だんだんと根元のほうを切るのが良いということ。

そこから転じて、敵を攻撃する時には攻めやすい末端から攻撃して、中心の本拠が次第に弱ってくるまで待つという策略のことになった。

[類義のことわざ]

根を掘って葉を枯らす(ねをほってはをからす)

[英語のことわざ]



[用例]

古代中国の戦国時代の将軍には、『枝を伐って根を枯らす』といった周縁の末端部隊から攻め滅ぼしていく戦略を得意にする者が多くいた。

いきなりよく知らない彼女に告白しても上手くいかないものであり、昔から『枝を伐って根を枯らす』という段階的に本拠地に近づいていく攻撃方法が正しいとされてきたように、まずは彼女の友人とも親しくなろうと思う。

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参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)

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