海に千年河に千年(うみにせんねんかわにせんねん)

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海に千年河に千年
(うみにせんねんかわにせんねん)

[意味]

海に千年、河に千年棲んだ(すんだ)蛇は、竜になるという古代中国の伝承、言い伝えがある。

そこから転じて、長い年月にわたって色々な経験をして、世の中(人間社会)の裏表を知り尽くした悪賢い人のことを喩えていう。

[類義のことわざ]

海千山千(うみせんやません)、  海に千年山に千年(うみにせんねんやまにせんねん)、  煮ても焼いても食えぬ(にてもやいてもくえぬ)

[英語のことわざ]



[用例]

30年の長きにわたって政権与党の中枢に位置づけてきたあの政治家は、正に『海に千年河に千年』でどうすれば政界で生き残れるかを知り尽くしていた。

この会社で勤続20年になる部長は『海に千年河に千年』の経験豊富なベテランだが、部下のために骨を折ってくれる面倒見の良さから人望が厚かった。

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参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)

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