兎を見て犬を呼ぶ
(うさぎをみていぬをよぶ)
[意味]
兎を捕まえる時に、兎を見つけてから犬を呼んで追いかけさせるということ。
そこから転じて、手遅れに見える場合でもまだ間に合うことがある。間に合うことがあるから、すぐに諦めてはいけないということ。
逆に、対処が遅すぎて間に合わなくなってしまうという意味もある。
[類義のことわざ]
兎を見て鷹を放つ(うさぎをみてたかをはなつ)、 亡羊補牢(ぼうようほろう)
[英語のことわざ]
[用例]
面接を受けた企業に対するメールの返信が一週間も遅れてしまったのでもうダメかと思ったが、『兎を見て犬を呼ぶ』でまだこちらの返事を待ってくださっていたようだ。
北国の旅行先で風邪を引かないようにマスクをするべきだったが忘れてしまい、『兎を見て犬を呼ぶ』で風邪を引いてしまった。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
トップページ> Encyclopedia>
日本の古典文学> ことわざ事典>現在位置
プライバシーポリシー