兎も七日なぶれば噛みつく
(うさぎもなぬかなぶればかみつく)
[意味]
兎(うさぎ)のように大人しい人でも、長期間にわたっていじめたり侮辱して恥をかかせたりすれば、遂には怒りだして反撃に転じるということ。
[類義のことわざ]
窮鼠猫を噛む(きゅうそねこをかむ)
[英語のことわざ]
[用例]
何年間も職場の課長からパワハラでいじめられていた彼が、『兎も七日なぶれば噛みつく』で、遂に本社の上層部や捜査機関にひどい職場の実態を内部告発したようだ。
今まで家族の為と思って我慢に我慢を重ねてきたが、『兎も七日なぶれば噛みつく』で、これ以上の上官の侮辱・罵倒には耐えられそうもない。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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