芋茎で足を衝く
(いもがらであしをつく)
[意味]
油断していて思いがけない失敗をしてしまうこと。
あるいは、実際にはありそうもない大げさな様子。
『芋茎(いもがら)』というのは里芋の柔らかい茎であり、普通はその茎に足が当たってもさほど痛くはないということから。
[類義のことわざ]
牝牛に腹突かれる(めうしにはらつかれる), 長芋で足を突く(ながいもであしをつく)
[用例]
ちょっと道で躓いて足を挫いたくらいで、『芋茎で足を衝く』ように大げさにずっと痛がっているのは情けない。
万が一のリスクを考えて入念にあらかじめ準備しておけば、『芋茎で足を衝く』ような想定外の不運や損失も避けることができるはずだ。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
トップページ> Encyclopedia>
日本の古典文学> ことわざ事典>現在位置
プライバシーポリシー