いつまでもあると思うな親と金
(いつまでもあるとおもうなおやとかね)
[意味]
いつまでも親が生きていて面倒を見てくれるわけではなくいつかは死んでしまう、お金も使えば減っていくのでいつまでもあるわけではない。そのことから、いつまでも親が生きていて助けてくれると思ってはならない、使えば減っていくお金がいつまでもあると思ってはならないということ。
人は誰かに依存しようとする心を捨て(人に依存せずに自立心を養って)、倹約を心がけて生きていかないと、いずれ困る時がやって来るという戒めのことわざである。
[類義のことわざ]
いつまでも無いと思うな運と災難 (いつまでもないとおもうなうんとさいなん)
[英語のことわざ]
It is too late to grieve when the chance is past.
(チャンスを逃してから嘆いても遅すぎる。)
[用例]
親の年金と貯金を当てにして暮らしていたら人生設計に行き詰まってしまった、『いつまでもあると思うな親と金』だと今更ながら猛省させられている。
いくら今の時点で大金を持っているといっても、『いつまでもあると思うな親と金』で、このまま働かずに散財していればいずれお金に困ることになるだろう。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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