犬の川端歩き
(いぬのかわばたあるき)
[意味]
犬が川べりで餌を漁ってうろうろする様子から、金銭を持たずに目的もなく店先をうろつくこと。
あるいは、目的のものを得ようとして奔走しても、何も得られないことの喩えである。
[類義のことわざ]
犬の子のただ歩き(いぬのこのただあるき)
[英語のことわざ]
[用例]
お目当ての冬のコートを眺めるためだけに何度もアパレルショップの前を行き来して、まるで『犬の川端歩き』といった風情である。
早朝の待ち合わせの時間に間に合うように早くから出発したのに、当日にドタキャンされてしまい、『犬の川端歩き』になってしまった。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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