内ひろがりの外すぼまり
(うちひろがりのそとすぼまり)
[意味]
うち(家)の中では威張っていても、外へ出ると臆病になって勢いを失ってしまうこと。
内では威張っていて強いが、外では意気地がなくて弱いこと。
[類義のことわざ]
内で蛤外でしじみ貝(うちではまぐりそとでしじみがい)、 内ふんばりの外ひっこみ(うちふんばりのそとひっこみ)、 内弁慶の外地蔵(うちべんけいのそとじぞう)、 内弁慶の外幽霊(うちべんけいのそとゆうれい)、 炬燵弁慶(こたつべんけい)、 炉端弁慶(ろばたべんけい)
[英語のことわざ]
Every dog is a lion at home.
(すべての犬は家ではライオンである。)
[用例]
うちの旦那は『内ひろがりの外すぼまり』で、家の中では威勢の良い大言壮語をしているが、外にでるとからっきし勇気や度胸がなくなってしまうようだ。
『内ひろがりの外すぼまり』な意気地のない男と見られるのは癪だから、俺はうちでは寡黙で誠実に振る舞い、外では大胆に動く剛毅果断な男でありたいと思ってきた。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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