嘘つきは泥棒の始まり
(うそつきはどろぼうのはじまり)
[意味]
普段から平気で嘘をついていると、人を騙す嘘に慣れてしまって、遂には盗みをすることさえ悪いことだと思わないようになってしまうという意味。
小さな悪事である嘘が、盗み・泥棒のようなより大きな悪事を引き寄せてしまうということ。
[類義のことわざ]
嘘つきは盗人の苗代(うそつきはぬすびとのなわしろ)、 嘘は盗みの元(うそはぬすみのもと)
[対義のことわざ]
嘘も方便(うそもほうべん)、 嘘をつかねば仏になれぬ(うそをつかねばほとけになれぬ)
[英語のことわざ]
Lying and stealing live next door to each other.
(嘘と盗みはお互いに隣り合わせで住んでいる。)
[用例]
幼稚園に通う我が子がすぐに小さな嘘をついて誤魔化そうとするので、『嘘つきは泥棒の始まり』だということわざを教えてあげることにした。
『嘘つきは泥棒の始まり』というが、平気で繰り返し嘘をつくような人は、人を裏切ったり傷つけたりすることに戸惑わないものである。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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