独活の大木(うどのたいぼく)

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独活の大木
(うどのたいぼく)

[意味]

大きくなった独活(うど)は食用にも用材にもならないことから、体(図体)ばかりが大きくて実際には役に立たない人のことを言う。

[類義のことわざ]

大男総身に知恵が回りかね(おおおとこそうみにちえがまわりかね)、  大きな大根辛くなし(おおきなだいこんからくなし)、  白豆腐の拍子木(しろどうふのひょうしぎ)、  千人持ちの蒟蒻(せんにんもちのこんにゃく)、  長鞭馬腹に及ばず(ちょうべんばふくにおよばず)

[英語のことわざ]



[用例]

身長2メートルに近い大男は格闘家として相当に強く見えたが、実際は動きがのろくて足元が弱く『独活の大木』に過ぎなかった。

『独活の大木』という汚名を返上するために、彼はフィジカルだけではなくメンタルを重点的に鍛えてきて、一昔前とは別人のようになっていた。

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参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)

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