生まれぬ前の襁褓定め
(うまれぬさきのむつきさだめ)
[意味]
まだ産まれてもいない赤ちゃんのおむつ(襁褓)などを作るために大騒ぎすること。
そこから転じて、物事の準備が早すぎることをいう。
[類義のことわざ]
海も見えぬに舟用意(うみもみえぬにふねようい)
[英語のことわざ]
[用例]
父も母も『生まれぬ前の襁褓定め』で、まだお腹の中にいる孫が産まれてきたらどうしようか孫に何をしてあげようかという話ばかりをしている。
本番の大学入学試験はまだ一ヶ月以上も先なのに、『生まれぬ前の襁褓定め』で勉強ばかりに意識が集中し過ぎて、睡眠不足気味になっていた。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
トップページ> Encyclopedia>
日本の古典文学> ことわざ事典>現在位置
プライバシーポリシー