売り出し三年
(うりだしさんねん)
[意味]
商売は開業した初めの頃は利益がでなくて経営が厳しいものだが、我慢して三年も続けていれば軌道に乗ってくるという教え。
[類義のことわざ]
商い三年(あきないさんねん)
[英語のことわざ]
[用例]
今は全国に何百店舗もある居酒屋チェーンの会社に成長したが、社長が開業した当初は地元の寂れた場所にあるたった一軒の小さな居酒屋で、社長は『売り出し三年』を信じて努力を惜しまず必死に働いた。
『売り出し三年』の気概でどんな苦労や貧乏にも負けないタイプの人でなければ、生き馬の目を抜く芸能界やお笑いの世界でコネのない人が成り上がることはできない。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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