得手に帆を揚げる(えてにほをあげる)

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得手に帆を揚げる
(えてにほをあげる)

[意味]

自分の得意な分野で絶好の機会を得て、大いに張り切ること。

機会に恵まれて、自分の得意な事柄で大いに頑張ろうとすること。

『得手に帆を揚ぐ』という言い方もある。

[類義のことわざ]

順風満帆(じゅんぷうまんぱん)、 得手に棒(えてにぼう)、 得手に帆を引く(えてにほをひく)、 真帆に追風(まほにおいかぜ)、 渡りに船(わたりにふね)

[英語のことわざ]

Hoist your sails when the wind is fair.
(順風の時に帆を揚げよ。)

[用例]

他社で数々の実績を上げてきた有能な新社長に変わった途端に、四半期で最高の利益が出てきた、我が社は『得手に帆を揚げる』勢いで突き進むことになる。

厳しい苦境に直面していたが、今年に入ってからは『得手に帆を揚げる』という感じで、自分の専門分野での働きが上司に認めて貰えるようになってきた。

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参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)

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