栄耀の餅の皮
(えようのもちのかわ)
[意味]
贅沢(ぜいたく)に慣れてしまうと、焼けた餅の皮まで食べるようになる。
そこから転じて、度を越して贅沢をすることのたとえである。『栄耀』はぜいたくをするという意味である。
[類義のことわざ]
栄華の上の餅の皮をむく(えいがのうえのもちのかわをむく)、 豆腐の皮をむく(とうふのかわをむく)
[英語のことわざ]
[用例]
祖父の莫大な財産を相続した彼女は、『栄耀の餅の皮』で極端な贅沢と散財に慣れきってしまい、金銭感覚がおかしくなってしまった。
自分に余裕があって贅沢な生活ができるうちは『栄耀の餅の皮』の異常な状況を反省することはできないものだが、いったん貧しくなると生活水準を落とせずに苦しむことになる。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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