縁の下の筍
(えんのしたのたけのこ)
[意味]
縁の下に生えている筍(たけのこ)は、頭がつかえてそれ以上伸びることができない。
そこから転じて、出世できない人のことを喩えていう。
[類義のことわざ]
縁の下の赤小豆(えんのしたのあかあずき)
[英語のことわざ]
[用例]
同期では群を抜いて有能なやり手だった部長だが、人格否定する暴言のパワハラで訴えられてしまい、今では『縁の下の筍』、首にならなかっただけで御の字という立場である。
ここまで必死に頑張って会社にしがみついてきたことを考えれば、『縁の下の筍』のままで無味乾燥なサラリーマン人生を終えるつもりはない。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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