縁は異なもの味なもの
(えんはいなものあじなもの)
[意味]
男女の縁というものは予想がつかず面白いもの(不思議なもの)で、誰がどこでどのように結ばれるかは分からないということ。
省略して『縁は異なもの』ということも多い。本来は男女関係以外で使うのは誤りなのだが、今では男女関係以外の意外な結びつきにも使われることがある。原則として、一般的な人間関係や物事との出会いには使うべきではないだろう。
[類義のことわざ]
合縁奇縁(あいえんきえん)、 縁は味なもの(えんはあじなもの)、 何事も縁(なにごともえん)、 虫が好く(むしがすく)
[英語のことわざ]
Marriages are made in heaven.
(結婚は天によって定められるもの。)
Marriage is a lottery.
(結婚はくじのようなものだ。)
[用例]
登山旅行の途中で出会った彼女と連絡先を交換してから関係が深まり、『縁は異なもの味なもの』で遂に来年結婚することになった。
『縁は異なもの味なもの』とはいうが、自分から色々な出会いの場にまず参加してみることが、運命の異性との出会いの確率を高めるのである。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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