遠慮は無沙汰
(えんりょはぶさた)
[意味]
相手のことを考えて訪問を控えるような遠慮も、あまりに度が過ぎると、何の挨拶もしない無沙汰・無礼と同じになってしまうということ。
相手が煩わしいだろうと思って連絡をしない遠慮も、あまりに長期間に及ぶと、相手に対する無関心を示す失礼な行動になってしまうということ。
『遠慮が無沙汰になる』ともいう。
[類義のことわざ]
[英語のことわざ]
[用例]
学校を卒業して以来、親友も仕事が忙しいだろうと思い連絡していなかったが、『遠慮は無沙汰』ということもあり、今年から年に一度は食事にでも誘おうと思っている。
あまりに長い期間会っていないと(話していないと)、どんなに仲の良かった友人知人でも『遠慮は無沙汰』になって心が離れていってしまうものだ。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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