お里が知れる(おさとがしれる)

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お里が知れる
(おさとがしれる)

[意味]

言葉遣いや仕草・態度などによって、その人の生まれ・育ちが分かるということ。言葉遣いや振る舞い・仕草などで、その人が生まれ育った環境が察せられるということ。

「お里が知れる」のことわざは、「良くない成育環境で育てられたこと・好ましくない家や親の元で大きくなったこと」を間接的に示唆しています。

[類義のことわざ]

親の顔が見てみたい(おやのかおがみてみたい)

意味:一体どんな親に育てられたら、こんなにひどい礼儀を知らない性格になるのか見てみたいということ。

馬脚を現す(ばきゃくをあらわす)

意味:普段は取り繕って隠していても、正体・本性がばれるということ。

[対義のことわざ]

実るほど頭を垂れる稲穂かな(みのるほどこうべをたれるいなほかな)

意味:力をつけるほどに、奢り高ぶることなく謙虚に振る舞うこと。権力や権威があっても威張ったり誇ったりしないことで、その人徳を評価されること。

[英語のことわざ]

The shepherd even when he becomes a gentleman smells of the lamb.

(羊飼いは紳士になっても羊のにおいがするものだ。)

[用例・例文]

あんな下品な言葉で人の悪口を言いまくるとは、「お里が知れる」というものです。

「お里が知れる」と言われないように、普段から自分の言動や態度にはそれとなく気をつけておいた方がいいでしょう。

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参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)

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