大取りより小取り(おおどりよりことり)

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大取りより小取り
(おおどりよりことり)

[意味]

短期で簡単に大儲けしようとするよりも、計画的に少しずつ利益を増やしていくほうが賢いということ。一気に大儲けしようとするよりも、計画的に稼いで貯めていくほうが確実でリスクも少ないということ。

[類義のことわざ]

大取りより小儲け(おおどりよりこもうけ)、 大掴みより小掴み(おおづかみよりこづかみ)、 小利を積んで大利成る(しょうりをつんでだいりなる)

[対義のことわざ]

一攫千金(いっかくせんきん)、 濡れ手に粟(ぬれてにあわ)

[英語のことわざ]

Light gains make heavy purses.
(小さな利益が財布を重たくしていく。)

[用例]

サラリーマンとしての私の堅実な人生設計は『大取りより小取り』であり、無理に大きく儲けようとしてギャンブルのようなことをするつもりは今後もない。

『大取りより小取り』という現実に見合った無難な生き方が、野心に燃え盛っていた若かりし頃の私にはどうしても理解できなかったのだ。

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参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)

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