教うるは学ぶの半ば
(おしうるはまなぶのなかば)
[意味]
人に教えることによって、半分くらいは教えている自分も勉強になっているということ。
人に教えることによって、自分の学問や見識も高められて進歩するということの喩えになっています。
[類義のことわざ]
教学は相長ず(きょうがくはあいちょうず)
意味:教えることと学ぶことはお互いに作用しながら成長していくということ。教えることは学ぶことにもつながっていて、人に教えれば自分の学問・知識も進歩するということ。
[対義のことわざ]
[英語のことわざ]
Teaching others teaches yourself.
(他人を教えるということは、自分を教えるということ。)
[用例・例文]
教員としての仕事で自己成長を遂げていくためには、「教うるは学ぶの半ば」ということの意味を体験を通して実感する必要があります。
人に勉強を教えることは大変ですが、「教うるは学ぶの半ば」で結局は自分自身の知識や教養を高めることにつながっていくのです。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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