小田原評定(おだわらひょうじょう)

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小田原評定
(おだわらひょうじょう)

[意味]

「小田原評定」ということわざは、どれだけ長く話し合っても結論がでない議論・相談のことを意味しています。

何かを決めるための話し合いをしても意見がまったくまとまらずに、時間だけがただ過ぎていくような状態を意味しているのです。

[類義のことわざ]



[ことわざの起源・由来]

全国統一をした豊臣秀吉が、小田原城に立てこもる北条氏を攻めた時、北条氏の重臣たちは秀吉と戦うべきか降伏(講和)すべきかの評定(議論)をしていました。

しかし、北条氏の議論はいたずらに長引くばかりで、話し合いをしているうちに秀吉に攻められて滅ぼされてしまったのです。この故事に基づいて、「小田原評定」ということわざが生まれました。

[用例・例文]

当社の社内会議は非生産的な「小田原評定」になることが多く、議題が決められているのに何時間経っても結論を見いだせないのです。

「いつまで小田原評定をやっているつもりなのか」と社長が立腹してから、会議のスピード感が意識されるようになりました。

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参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)

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