男は度胸女は愛嬌(おとこはどきょうおんなはあいきょう)

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男は度胸女は愛嬌
(おとこはどきょうおんなはあいきょう)

[意味]

「男は度胸女は愛嬌」ということわざは、「男性には恐れることがない勇気と決断力、女性には人を和ませる愛嬌と気遣いが大切であるということ」を意味しています。

「男は度胸女は愛嬌」は語呂の良さから生まれたことわざでもありますが、基本的に男女のジェンダー(社会的性差)やプロトタイプ(典型例)に影響されたことわざになっています。

男女平等主義の立場からは、「なぜ男性だけに度胸が求められ、なぜ女性だけに愛嬌が求められるのか?」という反論もあるかもしれません。「愛嬌」の漢字表記は、「愛敬」と書かれることもあります。

[類義のことわざ]

男は度胸女は愛嬌坊主はお経(おとこはどきょうおんなはあいきょうぼうずはおきょう)

意味:男はひるまずに決断する勇気・度胸、女は他者を和ませる愛嬌・愛想、坊さんはお経を読むこと(お経の意味を知っていること)が大切であるということ。「男は度胸女は愛嬌坊主はお経」を短縮したことわざが、「男は度胸女は愛嬌」になります。

[用例・例文]

彼女の愛らしい表情と機嫌の良い応対を経験すると、「男は度胸女は愛嬌」ということを意識させられます。

「男は度胸女は愛嬌」という男女の役割分担も、男性が弱くなり女性が強くなってきた現代では当てはまらないと感じることが増えてきました。

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参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)

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