親の光は七光
(おやのひかりはななひかり)
[意味]
自分自身に才能・実力・実績がなくても、親の威光・名声の影響力によって、子が世間・他人からさまざまな恩恵を受けられること。
親の力によって、子が実際の能力・実力以上の高い評価を受けてその世界・業界で認められること。
[類義のことわざ]
親の七光り(おやのななひかり)
[対義語のことわざ]
親の因果が子に報う(おやのいんががこにむくう)……親の悪事・悪行の報いが無関係(無実)な子に及んで、その子が苦しむこと。
[英語の表現]
benefiting from the fame or influence of a parent
意味:有名な親や影響力のある親から受ける利益
one's parents' coattails
意味:親のコートの裾(親のその業界に対する影響力の比喩的表現)
[用例・例文]
彼女は「親の七光り」で、若くして専務取締役の地位を得ていました。
芸能界では「親の七光り」の俳優や芸人も多く見られて、半ば世襲の様相を呈しています。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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