思い半ばに過ぐ
(おもいなかばにすぐ)
[意味]
そのことについてよく考えてみると、思い当たる所が半分以上あり、(全部まで聞かなくても)大体の見当がつくこと。
思い当たる節が多くて、おおよその内容を推し量ることができること。
ある物事の真理について考えてみて、なるほどと悟ること。
[出典]
「易経」の繋辞下から
[類義のことわざ]
[英語の表現]
It can easily be imagined(considered)~
意味:~であるということは、容易に想像すること(考えること)ができる。~について、おおよその内容は推察できる。
[用例・例文]
少年時代のあの事件の真相については、「思い半ばに過ぎた」という感慨が強まっています。
「思い半ばに過ぐ」ということで、過去の過ち(落ち度)について今更あなたを責めるつもりなどありません。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
トップページ> Encyclopedia>
日本の古典文学> ことわざ事典>現在位置
プライバシーポリシー