思い立ったが吉日(おもいたったがきちじつ)

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思い立ったが吉日
(おもいたったがきちじつ)

[意味]

ある物事をしようと思い立ったら、その日を吉日だと思って、期間を開けずにすぐに始めたほうが良いということ。

「吉日(きちじつ」というのは、「暦において縁起が良い日」のことを意味しています。

吉日が来るのを延々と待っていると、せっかくのチャンスを逃してしまう恐れもあるということから、何かを思い立ったらその日を吉日と定めて、すぐに行動したほうが良いことを示していることわざなのです。

[類義のことわざ]

思い立つ日に人神なし(おもいたつひににんじんなし)

意味:ある物事をしようと思った時が、人にとっても神様にとっても最高の好機であるということ。

思い立つ日に日咎めなし(おもいたつひにひとがめなし)

意味:ある物事をしようと思い立った日が、それを始めてはいけない縁起の悪い日であることはないということ。

善は急げ(ぜんはいそげ)

意味:善行を思い立ったら、迷わずにすぐに行動に移したほうが良いということ。正しい物事(善の行為)は、急いで行動に移したほうが成し遂げやすいということ。

好機逸すべからず(こうきいっすべからず)

意味:ある物事を成就(達成)できるようなせっかくのチャンスを逃してはいけないということ。

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[英語の表現]

Never put off till tomorrow what you can do today.

意味:今日できることを、明日にまで延ばしてはいけない。今日できることは明日まで延期せずに、すぐに取り掛かったほうが良い。

[用例・例文]

「思い立ったが吉日」で、半年付き合った彼女にプロポーズをしたら、気持ちよく受け入れてもらえました。

「思い立ったが吉日」だから、本当に人生を賭けてでもやりたい仕事なのであれば、明日からでも始めたほうが良い。

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参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)

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