思えば思わるる
(おもえばおもわるる)
[意味]
自分が相手のことを思えば、相手からも思われるようになるということ。
自分が相手に対して好意的(協力的)に思えば、相手からも好意的(協力的)に思われるようになるということ。
人に対する親切・思いやりは、いずれ報われることになるということ。
[類義のことわざ]
情けは人の為ならず(なさけはひとのためならず)
意味:他者にかける情け(温情・優しさ)は、その他者のためになるのではなく、最終的には自分のためになるということ。
人に情けをかけて助けることで、巡り巡って自分に良い報い・因果が返ってくるということ。
[英語の表現]
Love is the true reward of love.
意味:愛とは、愛に対する本当の報酬である。愛すれば愛される。愛は愛で報われる。
[用例・例文]
「思えば思わるる」というように、困っている人を助けることで、いつかあなたも誰かの援助を受けられるでしょう。
彼女との今までの付き合いは、「思えば思わるる」を深く実感させられた人間関係でした。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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