河海は細流を択ばず
(かかいはさいりゅうをえらばず)
[意味]
黄河や大海はどんなに小さな川の流れも差別することなく受け入れる。
それが転じて、大人物は器量が大きくてどんな相手でも自分を頼ってきた者は選り好みすることなく受け入れることを意味しています。
[ことわざの出典]
[類義のことわざ]
大海は芥を択ばず(たいかいはあくたをえらばず)、泰山は土壌を譲らず(たいざんはどじょうをゆずらず)
[対義語のことわざ]
[英語の表現]
The sea refuses no river.
(海はどんな川も拒まない。)
[用例・例文]
「河海は細流を択ばず」であの社長は零細企業を従業員800人の会社にまで成長させました。
「河海は細流を択ばず」の大きな器量を備えずして、大組織のリーダーを務めることはできません。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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