解語の花
(かいごのはな)
[意味]
「美人」「美しい女性」のことを指すことわざです。
言葉を理解して話すことができる花。「言葉を理解する美しい花」のイメージから「美人・美女」を連想することができます。
[ことわざの出典]
唐の玄宗皇帝の妻は、世界三大美人の一人とされる「楊貴妃(ようきひ)」です。日本における世界三大美人は「楊貴妃・クレオパトラ・小野小町」と一般に言われています。「開元天宝遺事(かいげんてんぽういじ)」に書かれている故事にちなんで「解語の花」ということわざが生まれたとされています。
[類義のことわざ]
[対義語のことわざ]
[英語の表現]
[用例・例文]
現代では「解語の花」と呼びたくなるお淑やかな女性と出会う機会はめっきり減りました。
私はこの美しい女性に出会ってから、玄宗皇帝が楊貴妃を「解語の花」と呼ばずにいられなかった気持ちに共感できました。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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