会稽の恥(かいけいのはじ)

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会稽の恥
(かいけいのはじ)

[意味]

戦争に敗れることによる屈辱・恥辱

人から味わわせられた屈辱的な恥を意味していることわざです。

[ことわざの出典]

古代中国の春秋戦国時代に、越王・勾践(こうせん)が呉王・夫差(ふさ)と会稽山の戦いで戦って敗れました。その敗戦によって、越王・勾践は「夫差の家臣になって妻を召し使いとして差し出す」という屈辱的な条件で和睦しました。

その後、越王・勾践は「会稽の恥」を忘れることなく、長年の苦労に耐えて遂に呉を討って恥を晴らしました。この司馬遷の『史記』に残されたエピソードから、人から受けた恥辱や長年の怨みを晴らすことを「会稽の恥を雪ぐ」(かいけいのはじをすすぐ)といいます。

[類義のことわざ]



[対義語のことわざ]

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[英語の表現]



[用例・例文]

決勝戦で長年のライバルに敗れてしまった「会稽の恥」がトラウマのようになっていました。

大勢の前で侮辱された「会稽の恥」を晴らさないままでは、次の目標に気分よく進むことができません。

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参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)

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