餓鬼に苧殻(がきにおがら)

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餓鬼に苧殻
(がきにおがら)

[意味]

飢餓で痩せ衰えていて力のない餓鬼が、折れやすい苧殻(おがら)を振り回しても何の役にも立たないということ。「苧殻」とは、「植物の麻の茎」です。

それが転じて、「頼りにならない・役に立たない」を意味しています。

[ことわざの出典]

「餓鬼」とは、仏教の地獄(六道)の一つである「餓鬼道」(がきどう)に落ちた幾ら食べても飢えから開放されない亡者を指しています。

[類義のことわざ]



[対義語のことわざ]

鬼に金棒(おににかなぼう)、弁慶に薙刀(べんけいになぎなた)

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[英語の表現]





[用例・例文]

「餓鬼に苧殻」で会社が倒産しかかっている時には10万円やそこらのお金ではどうしようもありません。

疲労がピークに達している時のビタミン剤は「餓鬼に苧殻」でした。

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参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)

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