蝸牛角上の争い(かぎゅうかくじょうのあらそい)

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蝸牛角上の争い
(かぎゅうかくじょうのあらそい)

[意味]

「蝸牛」(かぎゅう)は、かたつむりのことです。

蝸牛の左の角にある「触氏」(しょくし)という国と右の角にある「蛮氏」(ばんし)」という国が領地問題で戦争をしていたという想像上の譬え話に由来することわざです。

その譬え話が転じて、「取るに足らないつまらない争い」や「狭い世界でのくだらない争い」を意味しています。」

[ことわざの出典]

『荘子』

[類義のことわざ]

蝸角の争い(かかくのあらそい)、コップの中の嵐(こっぷのなかのあらし)、蛮触の争い(ばんしょくのあらそい)

[対義語のことわざ]

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[英語の表現]





[用例・例文]

兄弟で財産争いをしている「蝸牛角上の争い」をやめるように説得しました。

小さな利害を巡って争いをするのは、客観的に見れば「蝸牛角上の争い」でした。

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参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)

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